断捨離した翌朝の話

先日ミニマリストになったという記事を書きましが、その翌朝いつものようにアパートの外に出ると不思議な光景を目にしました。

そこには僕が捨てた大量の服やかばんをゴミ箱から拾い漁っている黒人のおばさんがいました。


突然のことだったので、「なにしてるんだ?」と尋ねたら、

「None of your business(お前には関係ないだろ)」と言われました。


見るからにみすぼらしい格好のおばさんで、服がただで手に入るなら出来るだけたくさん持って帰りたいというような必死さだったので、

「昨日僕が捨てたやつだから、欲しかったら全部持っていってくれ。」というと、彼女は、


Somebody's garbage is somebody's treasure.(誰かにとってはゴミかもしれないものも、他の人にとっては宝物になる。)


と言い残して去っていきました。


朝のほんの数秒のやり取りでしたが、ストーリーを感じました。


思い出のあるモノ達と別れを葬式のようなものだと捉えていましたが、モノが他の人に渡り新たな思い出を築いていくのだとしたら、それはモノの旅立ちのように思えて、より素敵だと思いました。


誰かにとってはゴミでも、他の人にとっては宝物になりうる。


その「共有」の考え方を取り入れていきたいと思いました。

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