モチベーションの鍵。〜無知の知〜


「勉強」というとやらされるイメージがあります。

学生は学校で勉強を強制され、学校が終れば勉強しなくてもいいような雰囲気があります。
勉強ばかりしている人は「真面目」・「頭でっかち」の称号が与えられ、勉強にはマイナスのイメージすら含まれています。


大学に入る受験勉強の時、先生が

「人生のうちでこんなに勉強するのは、この一年が最後なんだから我慢してやりなさい。」
的なことを言っていました。
僕はそれを聞いて、

「お前は馬鹿か!」と思いました。

学校を卒業した後だって、学び続けるのは当たり前の時代だと思います。


夏目漱石の『こころ』で

『精神的に向上心のないは馬鹿

 とcKが言っていましたが、その通りです。


そもそも本来は、「勉強」は自発的にするもので、やらされるものではありません。

「やる気やモチベーション」を意識しなくてもできる勉強が理想だと思っています。
やらされるのではない、内発的なやる気で自然に学べることを探すにはどうしたらいいのか。


☆「未知」に直面する

まずは「よく分からないコト」に直面しましょう。


知らない場所を旅をしてみましょう。
近代美術館に足を運んでみましょう。
博物館を廻ってみましょう。


そこには自分の「知らないコト」、「自分だけでは理解できないモノ」が転がっています。


僕は現在NYに住んでいるので、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にたまに行くのですが、
そこでは毎回数々の作品に驚かされます。
正直に言って作品の多くが僕の理解の範疇を超えているからです。
同じ人間として、同じ地球に生きてきた人が何かを感じて作ったモノであるはずなのに、
全く意味が分からない・・・。何がそんなに評価されているのか謎・・。
「つまらない」と感じたり、絶望することもしばしばです。


でも、「知らないから分かんない」ってステップからもう一歩踏み込む事で見える景色があると信じています。


「アーティストが表現したい何か」が必ずあるはず。それを知りたい。

こう思う気持ちがモチベーションに繋がります。
僕は一旦「よく分からないコト」に直面することで勉強したいという気持ちが自然に湧いてきます。


本屋に行くことも僕の大事な習慣のひとつです。
暇があれば、本屋にふらっと入って何時間もそこにいます。
本屋は未知の倉庫です。いくらたくさん本を読んでも読み切れません。
「自分は何にも知らない」ってことを思い知らされる場所が僕にとって本屋で、
自分が知らないだけでまだ未体験の知らないことがこんなにたくさんあるって知ることでワクワクするんです。

知らないことを知る▶︎好奇心が湧く▶︎勉強のモチベーション

になればと思います。


ーー自戒を込めてーー

IDEA COLLAGE

勝俣泰斗の雑多な頭の中のコラージュ。

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